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2017/09/23

世界選手権ロードレース

3度目の世界選手権、U23として最後のレースが終わりました。

チームとして、15位以内という目標で臨んだこのレース、結果としては岡本の46位が最高位となり、苦しいレースになりました。

チャレンジはして見たものの、今回は作戦がハマらず。
何よりチームワークが上手くいかなかった…

以下レースレポート。


今回のチームプランとしては、厳しい展開になった時に最も勝負出来る可能性が高い雨澤さんを1番のエースとし、展開次第でスプリントになった場合は岡本を残せるように、温存させていく方針。

今回のメンバーを見て、絶対的なスプリンターを抱えているのはディフェンディングチャンピオンであるクリストファー・ハルフォルセン率いるノルウェーくらいで、他の主要国は厳しい展開を臨むメンバー構成が伺えた。

加えて天候も雨で気温も15度前後と、コンディションもハード。

場合によっては逃げて一定ペースで走った方が最後まで残れる可能性もある。
(集団でペースが落ちると冷えて身体が動かなくなるリスクもある)

なので僕とマサキのどちらかが逃げの展開に乗れるように、と言う感じ。
逃げに乗れなかった場合も、小野寺らとチームで位置取りし、とにかく前で走る事に念を押した。


Img_5578
《photo:UCI Facebookページ》

ゼッケン番号順にコールされスタートに並び、ニュートラルなしのスタート。

すぐにアタックがあるかと思ったが、赤いチーム勢(デンマークノルウェー系)が前を固め、コントロールする気満々。

そんな中、コース1番の登り(サーモンヒルと言います)手前でオーストラリアが口火を切るアタック。
ちょうど後ろにいたので思わず反応!

2人で飛び出す形に。

更に後ろからベラルーシ(ラヴニール第5ステージで逃げ切り優勝した選手)スウェーデンが合流。

集団は相変わらず北欧連合が前を固めてコントロールしている。

30秒程開いたところで更にエリトリアとポルトガルが合流し、6人逃げが容認された。

こんなにあっさり決まるとは…

逃げメンバーが主要国はオーストラリアくらいで、あとは警戒されない選手ばかり。

そして1周が完了する頃には頼みの綱のオーストラリアが集団に戻ってしまった😭

「これはあかん逃げや😭」

案の定ペースもいまいち上がらず、まだ180kmあると言う現実からも逃避行(笑)

するとバイクから追走一名という情報が入る。
誰かは分からなかったが、随分脚を使って気の毒になぁと思いつつ逃げる。

3周目、ついに追いついて来た追走はなんとマサキ(笑)

6人中2人が日本と言う逃げメンバーに。

タイム差は2分半で止まり集団はノルウェーがコントロールしていると浅田監督から伝えられる。
踏んでも詰められるだけなので、なるべく脚を使わずに、リラックスして走る事を心がけた。

そして5周目、今度は6人の追走集団が追いついて来た。

少しは良いメンバーが来たかと期待したが、見事なまでに弱小国を集めたメンバー😭

ここからは本当に地獄だった…

弱小国でも12人束になれば楽に逃げられるはず!
と言う期待とは裏腹に、ローテーションもまともに回らず、挙げ句の果てにアタック合戦が勃発。

意味がわからない。

一定ペースで登りはイージー、平地と下りは全開!と言うのが本来逃げのメリットであるが、登りは全開!平地は牽制とアタック!という謎の行動を繰り返すモロッコ、エリトリア、ハンガリー😭

何度もグループが分裂し、ペースは遅いのに脚が削られていく😭

そして7周目、人数も7人ほどに減っていて、タイム差も50秒もなくなっている。
そしてサーモンヒル手前、後ろを見ると🇺🇸のマクナルティーがいた!

いつの間に!

更に後ろに大集団。

マクナルティーはそのままアタック!
反応したかったが、ポジションをミスって動けない。

そのままペースの上がった集団に吸収され、エスケープ終了。

集団からは更にパヴェルシバコフ(ロシア)や主要国のエース級が飛び出し、8人が抜け出した。

このペースアップで、予想以上に脚が無くなっている事に気付く。

このまま決まりかねないメンバーが行ってしまったので、集団も中々速い。
これはキツい…

下って平坦、日本チームは岡本を発見。調子が良さそうだ。

雨澤さんを探すが、中々見つからない。

最後尾まで下がると、雨澤さんを発見!
調子がかなり悪いとの事だった。

どこかで引き上げる動きが出来れば良かったが、いかんせん自分の脚が皆無。

8周目も登りでアタックがかかり、最後尾まで下がってしまった僕は限界寸前。
どうにか耐えて9周目に入ったが、もう力は何も残っていなかった。

サーモンヒルで瞬殺され、ラスト1周は1人で完走を目指してフィニッシュ。

逃げはリスクのある賭けであり、結果に結びつかない事の方が多いが、今回思ったより天候が荒れなかった事、逃げメンバーが良くなかった事、色んな要因が合わさり、自分としてはキツい展開になってしまった。

ただ、今回チャレンジ出来たのは決してマイナスではなかったと思いたい。
やってみないと分からないし、チームの存在感も示せたのは良かった。

個人としても、チームとしても、目標とする結果には繋がらず、反省点も沢山あったレースでしたが、これでU23欧州遠征は終了。

現地、日本からの応援、沢山ありがとうございました!!

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コメント

画面を見ていてローテーションが回っていないなぁとは思っていたのですが、なるほど ☝そんな事情が有ったのかと 岡さんの解説で またひとつロードレースに於ける選手間の動きが判り嬉しくなりました🎵

経験値が重要なロードレースで、どんどん経験の引出しをイッパイにして更なるご活躍を🚲❗
まずはお疲れ様でした🎌

投稿: トマト | 2017/09/23 11:58

中継画面に向かって「あっちゃーん‼️」って夢中で叫びつつ、シャキッとしない逃げの動きにもやっとしてたけど、そういう事だったのね…😓
お疲れ様でした。あっちゃんがいっぱい映ってすごく嬉しかったです☺️しっかり休んで無事に帰宮してくださいまし!ありがとうございました😄✨

投稿: けこ | 2017/09/23 11:34

そんな状況とはつゆ知らず、アップになるたび、アナウンサーが名前を呼ぶたび 誇らしくて
胸がいっぱいで狂喜乱舞 ٩( ᐛ ) ψ(`∇´)ψ 言われてみればちょっと迷い子の僕がいたかも☺️
2ヶ月にも及ぶ海外遠征、本当にお疲れ様でした‼️しばらくはゆっくりして下さいまし👵
詳細なレポートとたくさんのドキドキをありがとうございました❣️

投稿: あばぁば | 2017/09/23 10:53

日本一早い世界選U23速報トンクス(笑)!夢中で読んじゃいました。わかりやすい文章・実際に集団の中にいた選手にしか知り得ないことなど、文武両道ですね!
貴重な経験ができてよかったですね!お疲れ様でした!ありがとう!

投稿: 野兎マリアンヌ | 2017/09/23 09:21

逃げではリラックスしてるように見えたけど他のメンバーがそのような訳では仕方なかったのね。お疲れ様でした。

投稿: Kaji | 2017/09/23 09:02

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